こんにちは、はるさ〜源です。
ヨモギは、古くから日本で薬草として親しまれてきた植物ですが、その豊かな香りと独特の風味を活かして、料理にも多く使われています。特に春先に収穫される若葉は柔らかく、風味が豊かで、さまざまな料理に活用できます。本記事では、ヨモギを使ったシンプルで美味しいレシピを3つ紹介します。これらのレシピは、ヨモギの香りを最大限に引き出し、日常の食卓で季節を感じることができる料理です。
1. ヨモギ餅(草餅)
材料(約10個分)
– 上新粉:200g
– ヨモギの葉:100g
– 砂糖:大さじ2
– 塩:ひとつまみ
– 水:200ml
– あんこ(お好みで):適量
作り方
1. ヨモギの準備:
まず、ヨモギの若葉を収穫し、水洗いして泥や汚れを落とします。鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩少々を加え、ヨモギの葉を1〜2分茹でます。茹で上がったら冷水に取って冷やし、水気をしっかりと絞ります。その後、包丁で細かく刻みます。
2. 生地を作る:
ボウルに上新粉、砂糖、塩を入れて混ぜ合わせます。そこに水を少しずつ加えながら、なめらかな生地を作ります。刻んだヨモギを加え、生地全体に均等に混ぜ込みます。
3. 餅を形成:
手に少量の水をつけ、生地を手のひらで丸めてお好みの大きさに成形します。餡子を包む場合は、生地を平たく伸ばして中央に餡子を乗せ、しっかりと包み込みます。
4. 蒸し上げる:
蒸し器を準備し、蒸気が出たところでヨモギ餅を並べて蒸します。中火で約20分蒸したら完成です。表面がしっとりとし、やわらかくなっていれば出来上がりです。
ポイント
ヨモギ餅は、香り豊かなヨモギの葉が生地全体に混ざり込んでいて、独特の風味が楽しめます。あんこを包み込んでも、そのままでも美味しくいただけます。春のお茶会やおもてなしにぴったりな一品です。
2. ヨモギの天ぷら
材料(4人分)
– ヨモギの若葉:50g
– 天ぷら粉:100g
– 水:適量
– サラダ油:適量
– 塩:お好みで
作り方
1. ヨモギの下ごしらえ:
ヨモギの若葉を収穫し、流水で汚れをしっかりと洗い流します。水気をしっかりと取るため、キッチンペーパーなどで優しく拭き取ります。
2. 天ぷら衣を作る:
ボウルに天ぷら粉を入れ、冷水を少しずつ加えながら、ダマにならないように混ぜます。衣はあまり混ぜすぎないようにし、少し粉っぽさが残るくらいで止めるのがポイントです。
3. 揚げる:
フライパンにサラダ油を深さ2〜3cmほど入れ、180度まで熱します。ヨモギの葉を天ぷら衣にくぐらせ、油に入れてカリッと揚げます。葉が鮮やかな緑色になり、衣がカリッとするまで揚げたら油を切ります。
4. 仕上げ:
揚げたてのヨモギの天ぷらに、塩を軽く振っていただきます。
ポイント
ヨモギの天ぷらは、シンプルながらもその独特な香りを活かした料理です。衣を軽くすることで、ヨモギの風味が一層引き立ちます。春の季節に旬の野菜と一緒に楽しむのもおすすめです。
3. ヨモギと豆腐の味噌汁
材料(4人分)
– ヨモギの若葉:20g
– 絹ごし豆腐:1/2丁
– だし汁:800ml
– 味噌:大さじ3
– 長ネギ:適量
作り方
1. ヨモギの下ごしらえ:
ヨモギの若葉を軽く茹でてから、水にさらし、水気をしっかりと絞ります。その後、細かく刻んでおきます。
2. 豆腐の準備:
豆腐は一口大に切っておきます。長ネギは薄く斜め切りにします。
3. 味噌汁を作る:
鍋にだし汁を入れ、中火で加熱します。だしが沸騰したら、豆腐を入れて1〜2分煮ます。その後、火を弱め、味噌を溶き入れます。
4. 仕上げ:
味噌が完全に溶けたら、刻んだヨモギと長ネギを加え、一煮立ちさせてすぐに火を止めます。
ポイント
ヨモギの味噌汁は、ほんのりとしたヨモギの香りが味噌の風味と相性抜群です。ヨモギの柔らかい葉は、味噌汁の中でアクセントとなり、豆腐と一緒に食べることで満足感のある一品に仕上がります。春の訪れを感じることができる、優しい味わいのスープです。
まとめ
ヨモギは、古くから日本の家庭で食材としても親しまれてきた植物で、その香りや栄養価の高さから、さまざまな料理に活用されています。ヨモギ餅やヨモギの天ぷら、さらには味噌汁など、ヨモギの風味を最大限に楽しめるシンプルで美味しいレシピをご紹介しました。これらのレシピは、どれも家庭で簡単に作ることができるので、ぜひ季節の食材としてヨモギを取り入れてみてください。春の訪れと共に、自然の恵みを感じながら、美味しいヨモギ料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。